
現在、日本には3種類の子宮頸がんワクチンがあります。
2009年12月に2価のサーバリックス、2011年8月に4価のガーダシルが発売され、2013年度から定期接種になりました。そして2021年2月に9価のシルガード9が発売され、任意接種となりました。
新しいものほど対応できるHPVのタイプが多く、幅広い効果が期待されます。海外では定期接種がシルガード9に切り替わっている国もあります。
ただ日本では、シルガード9はまだ定期接種となっておらず自費となるため、リスクと料金を検討の上、種類を選択することをお勧めします。
詳細な情報については子宮頸がん予防情報サイトや厚生労働省サイトご覧ください。
【シルガード9について】
2021年2月24日に国産の子宮頚がんワクチンであるシルガード9が製造販売承認されました。
当院はシルガード9の接種登録施設であり予防接種を行っています。
特徴:HPV 6/11/16/18/31/33/45/52/58型を含む、9価のHPVワクチンです。
アジア人に多くみられるHPV52/58型を含み、子宮頸がんの原因のHPV型の88.2%をカバーします。
(サーバリックスは16/18型、ガーダシルはHPV6/11/16/18型のみに予防効果があります。)
シルガード9は80以上の国で承認されています。
米国、カナダ、オーストラリアではガーダシルは販売終了となり、シルガード9に切り替わっています。
対象:9歳以上の女性。年齢の上限はありません。
接種回数・間隔:3回接種を行います。初回接種の2か月後に2回目、6か月後に3回目を接種します。多少前後しても問題ありませんが、1年以内の接種完了が望ましいとされています。
料金:1回あたり 33,000円(税込)です。現在のところ公費・定期接種の対象ではありません。
予約方法:お電話(0561-74-1551)またはお問い合わせフォームに「ご希望の予約日、氏名、電話番号、シルガード9希望」とご入力ください。月〜水曜日の診察時間内に接種を行っています。
当日について:スマホを持参ください。(院内でワクチンQダイアリーに登録していただく必要があります。)
未成年の方は保護者の方の同伴が必要です。
【ガーダシルについて】
特徴:子宮頸がんの原因となるHPV16/18型と尖圭コンジローマの原因となるHPV6/11型を含む、4価のHPVワクチンです。
子宮頸がんの原因のHPV型の約65%をカバーします。
2020年12月に適応が追加され、男性への接種も可能となりました。
対象:9歳以上の男女。年齢の上限はありません。
接種回数・間隔:3回接種を行います。初回接種の2か月後に2回目、6か月後に3回目を接種します。多少前後しても問題ありませんが、1年以内の接種完了が望ましいとされています。
料金:小学校6年生から高校1年生の女性は定期接種のため無料です。
※男性への接種は任意接種のため1回あたり18,700円(税込)となります。
予約方法:お電話(0561-74-1551)またはお問い合わせフォームに「ご希望の予約日、氏名、電話番号、ガーダシル希望」とご入力ください。
当日について:未成年の方は保護者の方の同伴が必要です。
【サーバリックスについて】
特徴:子宮頸がんの原因となるHPV16/18型を含む、2価のHPVワクチンです。
子宮頸がんの原因のHPV型の約65%をカバーします。
対象:9歳以上の女性。年齢の上限はありません。
接種回数・間隔:3回接種を行います。初回接種の1か月後に2回目、6か月後に3回目を接種します。
料金:小学校6年生から高校1年生の女性は定期接種のため無料です。
予約方法:お電話(0561-74-1551)またはお問い合わせフォームに「ご希望の予約日、氏名、電話番号、サーバリックス希望」とご入力ください。
当日について:未成年の方は保護者の方の同伴が必要です。
ご不明な点があればお電話でお問い合わせください。